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汗を吸収し、そして放出する性能

布団と湿気の関係

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激しい運動をすると、私たちは大量の汗をかきます。もし、1時間の間、激しい運動をする体力があったとして、どのぐらいの汗をかくと思いますか?

布団の基本的な性能:大量の汗を効率よく放湿できること

1時間の激しい運動で出る汗の量は、だいたい、1リットル以上だそうです。運動の後で、水を飲みたくなるのも当然です。
それほど激しくない、中程度の運動でも、およそ500ccの汗が出るそうです。
それでは、「激しい運動」の反対のような状態、「睡眠中」のような休息しているときはどうでしょうか。
そのようなときでも、かなりの汗をかいているそうです。
たいしたことはないと思うでしょうか。しかし、一晩では、コップ一杯にもなります。その汗が布団の中に溜まってしまうと考えると、布団の湿気は大きな問題です。
敷きっぱなしの布団を片付けたとき、布団の下のたたみが汗で湿っていたりすることはあるのをご存知でしょうか。睡眠中の汗は馬鹿になりません。

汗の蒸気は寝ているときの大問題:放湿性の重要さ

寝ているときの汗は、そのまま出て行くところがないと、水滴となって身体が、いわゆる「汗だく」の状態になります。寝ているとき、汗のしずくが身体についていると最悪です。眠りが浅くなり、寝苦し苦なります。
汗を吸収できる素材の布団は、その点とてもよい寝心地になります。身体が汗ばんだ状態にならないためです。これが布団の放湿性と呼ばれる性能です。

布団が吸った汗はどうなるのか:放湿性という性能

一晩でコップ1杯の汗ということは、150-200ccの量です。1週間もすれば、1リットルにもなります。吸った汗がそのまま布団に溜まってしまうと、1週間後には布団は1リットルの汗を吸い込んだ布団ということになります。
汗の蒸気を吸収すると、布団が湿った状態になったり、これ以上、汗を吸収できない状態になります。ですから、実際には1週間で1リットルも吸い込むことにはなりません。ある程度で、吸収できなくなってしまいます。その結果汗がそのまま水滴となり、べたべたで気持ちが悪くなります。また汗が蒸気とならないため、体温が上昇して不快になります。ところが、汗が水滴となって身体の熱を奪い始めると、今度は一度に熱を奪い、暑かったのが、急に寒くなって、今度は身体が冷えてしまいます。快適とは程遠い状態になります。布団も身体も湿った状態になってしまうということです。
寝具に重要な性能は、汗を吸収し、その汗を大気側に放出する力ということになります。汗を吸い続けるためには、吸っただけ大気に放出しなければなりません。この蒸気を大気側に放出する性能を放湿性といいます。放湿性がよくないと、寝る環境としては最悪の条件となります。 寝具にとって、汗を吸収し、放出する機能はもっとも大切な要素です。吸湿性、放湿性は保温性と並んで、寝具の「いのち」の部分です。

汗をかいてもさらさら快適な布団がよい布団

私たちが快適に過ごしているのは、汗が蒸気となって体の熱が適当に奪われ、うまく身体の温度を調節しているためです。また布団や衣服から汗が蒸気となって外に出て行くため、さらさらの快適な状態になっているのです。快適な寝心地は、吸湿性・放湿性がキーになります。

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