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脳の重さはおよそ体重の2%程度ですが、消費するエネルギーは目覚めているときで、身体全体の20%程度です。このエネルギー消費の激しさは、ある意味で驚きです。脳のエネルギー消費は筋肉などと比べて、非常に大きいといえます。
病気の場合の例外はありますが、眠りついた初期の睡眠はかならずノンレム睡眠から始まります。レム睡眠から始まることはありません。必ずノンレム睡眠が現れることが知られています。
毎日の睡眠はまず、ノンレム睡眠から始まりますが、その最初の時に、脳の深い休息を示す睡眠徐波Slow waveが現れます。このことは睡眠でもっとも優先されるのが「脳の休息」ということがわかります。
最初のノンレム睡眠が一晩のうち、もっとも深い眠りなのです。
アゼリンスキーが眠っている人の眼の動きを調べようとしたところ、被験者の眼はすぐに動かなくなり、眼の動きを示すデータは何もなくなってしまい、調べることはもう何もなくなってしまったのです。
ところが、突然、眠っているはずの人が、夜中に、きょろきょろと周りを見回しているような動きを始め、脳波も眼を覚ましたような波形を示しました。睡眠はノンレム睡眠から始まります。これはある意味で、ノンレム睡眠の重要さを示していると思われます。
しかし、睡眠がノンレム睡眠か、レム睡眠の一方だけになることはありません。約90分の短いサイクルの中に必ず両方の2つの睡眠が現れます。
ですから、どちらが重要というよりも、バランスが重要と考えることもできそうです。
ノンレム睡眠とレム睡眠の現れ方には、一定の規則があります。 眠り始めにノンレム睡眠が現れます。次にレム睡眠の順に現れます。
ノンレム睡眠 :60分~70分
レム睡眠 :10分~30分
合計 :約90分
一晩にノンレム睡眠とレム睡眠で4~5セット繰り返されます。
睡眠にはノンレム睡眠とレム睡眠があり、一晩の眠りの中には、ノンレム睡眠とレム睡眠が交互に現れることが知られています。
睡眠中に脳の休息や脳での記憶の処理が行われるということですが、それでは、全体の睡眠時間に対して、レム睡眠とノンレム睡眠の割合は、どの程度の割合なのでしょうか。